KANHAMでは、アマチュア無線が、予測されている大規模災害に備えて、何をなすべきか、日常からの心構えと対応準備について、そして実際の現場での通信支援、情報支援に関わることについて、考えてきました。
阪神・淡路大震災から来年1月で20年。そのあいだ大規模地震災害、豪雨災害が多く発生し、われわれアマチュア無線を運用しているものとして、防災・減災・避難支援・復興支援にと、社会に役立つことが求められています。
今年のKANHAM防災シンポジウムでは、予測されている南海東南海地震による地震・津波による災害だけでなく、人口集中地域における都市型大震災について、これまで被災現場をつぶさに見てこられた防災・危機管理ジャーナリストの渡辺さんの講演と、東北地方太平洋沖地震で注目されたコミュニティ放送局を日常的に支援されてこられた「FMいかるアマチュア無線クラブ」からの報告をいただきます。
講演1 「阪神・淡路大震災から20年 ~忘れていませんか?都市型大震災と情報のありかた~」
防災・危機管理ジャーナリスト 渡辺 実
3.11が発生してから津波ばかりに目がいっていますが、1.17阪神・淡路大震災から続く地震災害ばかりでなく豪雨災害も発生している日本で、都市型震災にも目線を置く必要性と、各種災害に伴う情報収集と伝達のあり方について危機管理の観点で講演いただきます。
講演2 「コミュニティ放送局におけるアマチュア無線」
「FMいかるアマチュア無線クラブ」会長 JA3YZ 田中 重之
大規模災害や地域災害発生時の情報伝達に、市町村から市民へのきめ細かい情報を伝えるコミュニティ放送局が注目されていますが、長年にわたり綾部市のコミュニティ放送局「FMいかる」とタイアップして、アマチュア無線の社会的認知度向上に向けて取り組んでこられた事例について報告をいただきます。
場所
池田市民文化会館 小ホール
日時
2014年7月19日(土) 15:00~17:00